レストラン&カフェEUR(エウル)
レトロな雰囲気漂う壱弐参(いろは)横丁に、2008年オープンした「エウル」は、カフェ好きの間では知られた存在ですが、オーナーの鈴木潤さんはオープン後数年たって、「ようやく横丁の場に店が馴染んできた」と話しています。2015年に秋にブチリニューアルし、イタリアンを基本に、カジュアルでありながら食の楽しみを深化させた料理を提供しています。
例えば、月替わりのフェアでは、早春の春野菜の「苦味」に旬の食材をはじめ、肉やチーズ、ワインなど食べ比べや飲み比べを楽しめるテーマを決めている。「私たち店側も知識を深め思いを込めて提供し、お客様もより深く楽しめる仕掛けになれば」と鈴木さん。学びを深め料理に情熱を込める。エウルという名は、通貨のユーロと同じですが、博物館の多いローマ文化都市の名でもあり、「(食文化の)情報発信」の思いも込めた。
ランチは週替わりで2種類から選べるパスタのコースが4種類。サラダ、ドリンク付きのものから、メインに肉・魚のあるフルコースも。一品一品、繊細でバランスのとれた味わいは人気が高く、混み合うことも多い。予約もできるが、13時を過ぎると少し余裕が出る。お薦めは前菜盛り合わせとメインのあるCコース。ワインと共にゆったりとランチを楽しめます。