薬膳火鍋
紅白のスープと豊かな香りが新春にふさわしい。「薬膳火鍋」が仙台国際ホテルの中国料理・翠林に登場しました。好評により、すっかり冬の定番ディナーとなった薬膳火鍋。ピリッと辛い紅のスープと、やさしい味の白湯(パイタン)スープでいただく鍋は、医食同源を基本とする中国料理の神髄とも言えるメニューです。スープに入れるのは唐辛子、八角、干しエビといった香辛料と香味野菜9種類です。旨味、コクを生み出すばかりでなく、例えば干しエビには陽気を巡らせエネルギー代謝を活性化するといった、中国4000年のアンチエイジングの知恵が生きている。
そして、この2色のスープと共にいただくのは、滋味豊かな旬の魚介や肉、そして冬野菜。「今回は特にフカヒレをたっぷり用意しました」と話すのは、宮城の名工でもある羽田満料理長です。薬膳には古くから健脳食という考え方がありますが、その食材の一つがフカヒレで、地元宮城の名産だからこそ、こんなにも贅沢にいただけます。コラーゲンもたっぷりと含まれ、楽しく箸をすすめれば、体が喜んでいるのを実感します。
美味しく食べて、明日の健康と美を生み出す薬膳火鍋。こうした本格的な火鍋が食べられるのは仙台でも少ないそうです。毎年、心待ちにしているお客様がいらっしゃるというのも頷けます。さらに、「苦手な食材は、言っていただければ他の食材に変更します」という料理長の一言も嬉しい。円卓でごちそう鍋ディナーを囲めば、体も心も活き活きと、笑顔の2017年をスタートできることでしょう。