明けましておめでとうございます
旧年中は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。昨年は、イギリスのEU離脱に始まり、アメリカ大統領選挙など世界中に大きな衝撃を与える出来事がいろいろありました。そうした激変する環境の中にありながら、当店は至って平穏に一年を過ごすことができました。しかし、着実に進歩を遂げる技術革新により旧来型の営業形態にやや不安を感じているところです。そこで、当店の今後の店づくりの参考にするため、お客様からご意見をお伺いさせて頂きました。
もちろん、様々なご意見やご要望がありましたが、その中で最も多かったのが、「このまま変わらないでほしい」というご意見でした。そして、その理由をお尋ねしたところ、「どこか懐かしい宮城のかおり、塩釜のかおり、松島のかおりがする店であることが、この店を訪れる一番の理由だ」ということでした。少し意外に思ったので、「笹かまぼこの魅力はどうでしょうか?」と重ねて問いかけたところ、もちろん、それは一番という答えをいただきホッとしました。
ただ、「お店は、単にモノ(商品)を買い求めるだけの場所ではない。雰囲気も商品の一部だからね!」という厳しくも温かいお言葉もいただきました。何気ないお客様のことばに社長も従業員も、そしてボクも心のモヤモヤが晴れたような気がしました。そうです!ここに悩んでいた店づくりのヒントがあったのです。今年は原点に立ち返り、みやげもの店の役割をもう一度問い直す一年にしたいと考えています。本年も倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。