吹上高原キャンプ場(大崎市鳴子温泉鬼首本宮原)
高原の澄んだ空気が満ちわたる広々したキャンプサイト。紅葉した樹々の向こうには、雄大な山並みが連なる。なかでもひときわ目を引くのは、屹立する峻峰禿岳だ。その山容を眺めていると、不思議と厳かな気分になってくる。吹上高原キャンプ場は、フリーサイトエリアが約500区画分という広さ有する。エリアのどこでも車両乗り入れが可能というのがありがたい。
予約なしで利用可能なので、思い立ったその日に出かけることができる。最近ブームのソロキャンパーにも人気が高い。電源付きサイトも20区画用意されている(要予約)。電化製品が使えるため、長期滞在者やキャンピングカー利用者に好評だ。併設の施設の充実ぶりも人気の理由。日帰り温泉「すぱ鬼首の湯」は、内風呂と開放的な露天風呂があり、入浴しながら雄大な山々を眺められる。
「レストラン鳴子の風」では、「くまカレー(他県から取り寄せた熊肉を使用)」や、地元鬼首で栽培されたそば粉を使った「鬼そば」などがいただける。運営を担う(株)オニコウベの西條社長は「星空を楽しみながら施設内で醸造している『どぶろく ゆきむすび』や『地ビール 鳴子の風』も、味わっていただきたいですね」と話していた。チェックアウトは13時なので、帰途に着くのは午前中をゆっくり過ごせるところも魅力だ。