ほやとねぎの和風アヒージョ
6月から7月にかけて、肉厚になり、おいしさをぐっと増すほや。ファンにとって、待ちに待った季節です。ほやは、5つの味覚である「甘味・塩味・酸味・苦味・旨味」をすべて含む珍しい食材。刺身や酢の物のほか、最近は天ぷらやから揚げなど様々な加工品が開発され、人気上昇中です。宮城県のほや生産量は全国1位(今年度は北海道が1位)ですが、震災以前は7割が海外輸出でした。しかし、震災後には輸出できなくなって、より一層の国内消費が求められています。宮城が誇る旬の味覚を守り、おいしい食べ方でほやの魅力を広め、たくさん食べて、応援しましょう。
ビタミンやミネラルがたっぷりのほや。鉄分は、一個で一日に必要な量の1/3程度を満たします。疲労回復や集中力を高めるグリコーゲンや、脂質の一種で認知症予防の効果が期待できるプラズマローゲンも含んでいます。消化吸収がとてもよく、タンパク質の供給源としても優秀な食材です。今回のレシピは、アヒージョを和風にアレンジして簡単にできるバルメニューにしました。バケットのパンもおいしく食べられます。お子様をはじめ、辛味さ苦手な方には、唐辛子を抜いてください。むきほやを使うと、そのまま料理に使えるので今回のメニューに便利です。
《作り方》
1.むきほやは、一口大(1/2か1/4)に切り、キャチンペーパーにはさんで、水分をしっかりとる。
2.長ねぎは3㎝幅に切り、パプリカは一口サイズに乱切りにする。
3.にんにくは皮をむき、包丁でつぶしておく。
4.小鍋又はスキレットに少量のオリーブオイルを熱し、にんにくと長ねぎとパプリカを入れ、焦げ目がついたら、具材の半分が隠れるくらいまでオリーブオイルを注ぐ。
5.強火にしてオイルがグツグツしてきたら弱火にして1ないし2分。
6.野菜が柔らかくなってきたらほやを加え、塩を振り、白だしを入れて混ぜる。
7.ひと煮立ちしたら皿に盛り、一味唐辛子をかける。
8.トーストしたバケットを添えて完成です。