Curry Laboratory 笑夢 かわらまち店
4月25日、名取市閖上地区に商業施設「かわらまちてらす閖上」が誕生した。長年地元で愛されてきた店に加え、東日本大震災で大きな被害を受けた閖上の復興を応援しようとする店も参加。その一つがカレー専門店「笑夢」だ。オープンから1ヵ月と経たないうちに、早くもリピーターを生んでいる。福島県で2店舗展開している「笑夢カレー」。代表の芳賀さんが独学でまなんだというカレーは、多くのスパイスを調合し、丁寧に作り込んで豊かなハーモニーがうまれる。
「バターチキンカレー」は店の看板メニュー。「カレーで笑顔になってほしい。目指すのはカレーコミュニケーション」という芳賀さん渾身の味を体験したい。かわまちてらす店では、インドの家庭の味を楽しめるメニューが並ぶ。例えば、「ナスのココナッツミルクカレー(日替わりカレー)」。店長の曽我部さんがインドで学んできた味で、インド東部の田舎料理がもとになっている。
シンプルなスパイスづかいのカレーに、薄めに溶かしたココナッツミルクがまろやかさをプラスし、絶品。とろとろに煮込まれた大きなナスは、かわまちてらすの産直市場 野菜畑さんから仕入れたものとのこと。同様にてらす内にあるウロコ水産さんから地元の魚を仕入れ、閖上ならではのカレーや単品のスパイス料理も提供している。何がメニューに登場するかは、その時のお楽しみ。笑夢の定番は、2種または3種のカレーを選ぶ「選べるカレー」。1つに絞り切れない人には嬉しいメニューだ。