おむすび処 浜むずび(名取市閖上)
活きの良さが、おむすびから飛び出さんばかりの「エビ天結び」、大きな貝殻にすっぽりのっかったほっき飯のおむすび、ご当地秋の味覚ははらこ飯のおむすび。「うちは魚屋が開いたおむすびやですから、ぜひ美味しい魚と一緒に味わってください」と元気な笑顔で話すのは、かわまちてらす閖上の「おむすび処 浜むすび」の副店長・渡部美香さんだ。
県産米を使用しており、味付けご飯には「だて正夢」、その他は「ささ結」と「ゆきむかび」。後者の2つは、日高昆布と沖縄産岩塩でほんのり薄塩味に炊く。「炊きあがったとき、ほわ~っと昆布の香りがするんですよ」。具の鮮度も考慮しながら、少し冷まし加減でにぎっていくが、口の中でくずれるくらいのにぎり具合を理想としているそうだ。
平日は18種類。土日祝日は24~25種類が並ぶ。特に人気があるのは、一回り小さく握られた「極はらこ飯」と、「ほっき貝」の2個パック。どちらも、しっかりはらこご飯とほっきご飯の味わいがあり、美味しさがぎゅっと詰まった満足の一品である。