金華山パワースポット
金華山は、島全体が山であり、標高445m、周囲26㎞の島です。島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名です。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州の霊場」に数えられており、「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めています。また、神の使いとして保護されている鹿が多数生息しています。毎年10月第一、第三日曜日には鹿の角切の神事が行われます。
黄金山神社付近を除く大部分が国有地で、古くから信仰の島であり、1979には南三陸金華山国定公園に指定され、2015年には三陸復興国立公園へ編入されたため、手つかずの自然が多く残されています。植生は、ブナ、モミ、マツなどが多いが、1980年代ころからマツクイムシの被害が目立ち始め、島の南部では壊滅的な状態となっています。抜本的な対策が求められているものの、サルやシカの保護のため薬剤散布がむずかしいというジレンマを抱えています。
色々と課題の多い金華山ですが、魅力的なパワースポットも沢山あります。鐘楼横にある「こぶの木」は、この木の盛り上がっている部分に体の不調な部分を押し当てると、たちまち治るという言い伝えがあります。「銭洗場」は、お金に付いた不浄を洗い流すとされています。龍の口から流れ出る清らかな水でお金の他、宝くじや財布を洗う人もいるという。「子安地蔵」は、お参りすると子宝に恵まれる。夫婦だけでなく、孫の誕生の参拝も少なくないとか。「ハート形が目印の金魚」は、祈祷者待合室そばの池にいるコイや金魚の中に、頭にハート形の目印がある魚がいる。見つけられると恋が成就するとも言われています。