特別な思いで迎えるお正月
あけましておめでとうございます。元日に新年のご挨拶をさせていただくのは平成21年以来のことで、とても光栄に思います。この9年間の間に、東日本大震災という忘れられない出来事がありましたが、そのほかにも、世界中の人々を震撼させるような事件や事故などがたくさんありました。当店は皆様のご支援とご協力のお陰で、何とか踏ん張り通すことができました。新年を迎えるにあたり、あらためて厚く御礼申し上げます。本年もなお、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。今年はボクの年(戌年)なので、年男ではありませんが、これにあやかって店のPRにより一層活躍しようと気合を入れているところです。
9年間といえば、当然わが家のお母ちゃんもオヤジも、それだけ歳を重ねることになったわけですから、それなりに変化がありました。特にオヤジの体は、あちこちで悲鳴を上げ始めて、今ではボクよりも「薬」と会話していることが多くなったようです。もちろん、オヤジのことですから、薬と仲良く付き合うなどと言うことは到底無理な話です。例えば、「この薬は何でツルツルして滑るんだ。とても掴みにくい!」とか、「この薬本当に効いているとは思えない」などと言った具合です。それならばいっそのこと、服用するのをやめてしまった方がよさそうなものですが、何故か時計の針と追っかけっこしながら律儀に呑んでいます。いかにもオヤジらしい。
その点、お母ちゃんはというと、すこぶる元気で、"疲れた"を連発しながらも毎日店に向かっています。ボクが思うには、お母ちゃんは基本的にこの仕事が好きで、お客様に奉仕するのが生き甲斐のようになっているのだと思います。ボクもオヤジもお母ちゃんの体調を心配しているのですが、どうやら、休みで家にいる方が疲れるらしいのです。しかし、頼まれて嫌々やる仕事とはちがい、お客様に喜んでもらうことに使命感のようなものを感じていて、それがお母ちゃんの誇りなのかもしれません。確かにこれからの時代、技術やノウハウだけではなく、「つながる力」を蓄えておくことが将来を明るく生きるのに役立つような気がします。一見のうてんきに見えるお母ちゃんですが、それなりの秘策があってのことかもしれません。さすがお母ちゃん! ボクも応援します。