どうしても食べたくなる小豆バー
最近は、いつ梅雨が明けたのかがはっきりしないせいか、梅雨明けとともに夏がやってくるという実感もありません。カレンダーの写真を見ると、7月と8月が夏であるとアピールしているように見えますが、私たちは、学校が夏休みになる7月末から、旧盆の8月16日当たりまでが夏のように感じています。お盆が過ぎると海が荒れるようになり、海水浴場も閉鎖され、海岸は一気に寂しくなります。オヤジはこの頃になると夏が終わったと感じたそうです。
ボクは学校に通ったことがないので、オヤジのように勉強嫌いの気持ちは解らないので、新学期が始まるときの憂鬱な時間がどんなものか想像できません。未だにこの時期が夏の終わりと感じているところを見ると、よほど夏休みが楽しみだったのでしょう。ただ、夏は暑いものと単純に捉えれば、むしろ、そのころからが夏本番ともいえます。ボクの場合は、猛暑にめげず散歩にでかけ、いつもの場所で、あの大好物の小豆バー(アイス)をがぶりとやるのがたまらなく好きでした。
他のワンちゃん達は、ある程度かみ砕いたものを与えられていましたが、相棒のオヤジは豪快に丸ごとバーを差し出してくれました。ボクもそれに応えてがぶりと噛むと、今度は口の中が冷たくて、アイスを吐き出しそうになりますが、そんなもったいないことはしたくないので、懸命にこらえました。最初の頃はあまりに大きくかぶりつき過ぎて、地面に落としてしまうこともありましたが、すぐになれて、特に暑さがひどい時には、コンビニに向かってまっしぐらに歩いたものです。